超音波ガイド下ハイドロリリース

 トリガーポイントと呼ばれるコリや痛みの原因となる部分は、筋膜のしこりや癒着が原因で発生します。従来の疼痛に対する局所注射(トリガーポイント注射)は身体所見や触診で確認して疼痛部位に麻酔薬を注射するものでした。
 トリガーポイントとは、超音波で観察すると白く厚く重なった筋膜や腱・靭帯・脂肪などの結合組織=Fascia(ファシア)に発生することがわかってきました。
 ハイドロリリースは超音波装置で白く厚くなったFasciaを確認しながら、そこに薬液を注入し癒着を剥離することで痛みを軽減する効果があります。
 超音波で見ながら行うため、従来のトリガーポイント注射よりも確実に目的の部位に注入することができます。
 首の痛み、肩こり、腰痛、四肢の痛みなどさまざまな部位の痛みが対象になります。
 しびれなどの症状でも適応となることがあります。